久留米市野中町の肝臓内科・血管内科・消化器内科・乳腺内科です。電話:0942-33-5006
1992年 59歳(男性)で心筋梗塞になり冠動脈のステント留置術を受け、
その後、高血圧とLDL高値のために、
2008年からスタチン剤&減塩食を開始。高血圧の薬(降圧剤)服用中。
2011年に頸動脈にプラークを認め、頸動脈狭窄状態
2015年にはスタチン剤服用&減塩食&血圧安定--中にもかかわらず、
頸動脈狭窄が急速に進行(プラーク進行)を認め・・治療に困惑
次の治療はどうしようか?・・“循環器専門病院の外来のよくある風景”と思われます。
この患者さんは手術である“頸動脈内膜剥離術”や、切らないで治す“頸動脈ステント留置術”を選択したでしょうか? それとも血圧を下げるとかいう“歩く”健康法でしょうか? “降圧つぼ”や“降圧ストレッチ”でしょうか? いずれも高血圧に対する一時的な対症療法に過ぎません。指圧や薬で血圧を下げても・・プラーク(動脈硬化)は減らないのです。
それとも、科学的で根本的な方法(動脈硬化の未来塾 35) (動脈硬化の未来塾 76)を選択されたでしょうか?
現代の医学常識に疑問符?を抱かせる「紙芝居」・・・を制作しました
血管内を・・100分の1mmの精度で観察して始めて判る真実・・・
6年半の制作期間を費やした「教訓的な1例」を紙芝居風にご覧下さい
「はじまり・はじまり・・
・78歳のAさんは・・59歳で心筋梗塞・・その後・・担当の先生の指導を守って・・減塩食を心がけ・・スタチン剤(コレステロールを下げるお薬)を真面目に飲み・・・そして・・
LDLが低いから・・外来ではいつも褒められていました・・
・2011年7月 塩分も控えめで・・スタチン剤とかいう薬でLDLも82と・・かなり低いし・・・
高血圧の薬のおかげで血圧はいつも安定しています・・
だから・・動脈硬化は防げている・と・安心していたのでした〜
・2011年:他病でたまたま血管を観てもらったら・・・頸動脈にプラークがあり、
頸動脈狭窄状態です
頸動脈プラークとは(動脈硬化の未来塾 31)をご覧下さい
心筋梗塞を患ったのだから・・・プラークはあっても当然なのですが・・・“それじゃ、もっとLDLを下げて・・減塩食に務めねば”・・と教えられた気がします
・2015年 LDLも60以下に下がっているし、今度はプラークが減って、頸動脈狭窄も良くなっている・・とAさんは安心していたのでした・・
そこで プラークがどんなに良くなっているか・・・血管を観ていただきました・・・
“ぎょぎょー”・・・頸動脈が1.5倍にも膨れ、プラークがいっぱい詰まっている・・・・60%以上も狭い・・
多くの循環器専門外来では・・・“プラークがちぎれて脳へ飛んで”・・脳梗塞になる・・・と、
その“怖さ”の説明を受け・・
“手術”それとも切らずに治す“ステント”か?・・・・・
こんな風に決断を迫られる場合もあるらしい・・
おいらは、何事にも“おおらかなタイプ”・・・でも血管プラークの映像を見せられて・・・
“寝たきり”なんてまっぴらごめんだから・・今度はこの先生のアドバイスを本気で聞いて・・
「RAP食」とやらをやってみるか・・・・
それにしても動脈硬化の進行が速いのは、コレステロール低下薬のスタチン剤を長くのんでいるせいかも・・・・(動脈硬化の未来塾 68)
・2018年2月 ・・84歳になり・・昔よりも血圧の薬がちょっと減ったけど・・LDLはそのまんまだし・・・
プラークとかいうやつは・・・他の先生は・・減らないと言うし・・・どんなかな?
でも、おいらは・・認知症にもならず・・前よりも元気になったし・・
さてさて・・ その・・頸動脈の・・プラークの状態は?
・“あれ・れ〜〜”・・右内頸動脈の狭窄はめっぽう良くなり、プラークも減っちゃったよ〜・・・
Aさんのこの動脈硬化改善(狭窄の改善)は奇跡ではありません・・未来では普通です。
Aさんは今でもスタチン剤を飲んでいますが・・飲んでいなかったら・・もっと良くなっていたかもしれません・・・・とさ。(動脈硬化の未来塾 52)
・・おわり・・・」
この紙芝居を作っている間も、適切な食事療法の指導を受けていない“心筋梗塞後の患者さん”“脳梗塞後の患者さん”方が、脳梗塞・心筋梗塞の併発や再発・・・認知症などを発病など・・経験して・・苦労されていることでしょう。・・なんで自分がこんな目に・・先生の指導の通りにやっているのに・・次々と・・・
その無念さは、察するにあまりありますが・・・また、倒れる前に当院のサイトの内容を前向きに受け入れられてはてはいかがでしょう・・。
決して本人の不利益になるような、“怪しい術”を使ったりしていません。
最先端科学の超音波装置を駆使して、科学的な観察を基に考えた“動脈硬化進行と改善のメカニズム”の仮説 (動脈硬化の未来塾 11)に従って医療をしているだけです。
ただ“科学技術”を江戸時代の人が観れば“魔術”に見えることでしょう。
この紙芝居で心が動かない人は心がないかもしれません。
“動脈硬化を治したい“と願う患者さんが遠方から多くいらっしゃいますが、担当医の先生の反応をお聞きすると・・食事療法にはほとんど関心がなく、先生御自身が”スタチン剤でLDLを下げるのがDrの使命”と思い込まれている場合が少なくないようです。
・・残念ですが、この思考は現在の医学常識ですので、Dr本人の人間性とは全く関係ありません・・
でも私の科学的な観察眼からすれば・・スタチン剤の使用は間違っています。(動脈硬化の未来塾 52) (動脈硬化の未来塾 68)。
医学の動脈硬化の常識は単なる学説(1976年にRossが作り上げた動脈硬化のメカニズムの仮説:動脈硬化が治らない根本原因の誤った学説)に過ぎないのです。 しかし1人の町医者が、権威ある学説に真っ向から反対し「動脈硬化が治る学説」を述べても・・今後も世界の常識は変わらないでしょう。
縁があって・・このサイトを閲覧できた方は幸運です。 信じるだけで自分と家族だけは未来へ行けますし、現在の自分の肉体を若返らせることが出来るのです。
動脈硬化の予感がすれば・・・家族や子孫のために・・
塩分制限食(動脈硬化の未来塾 8)よりも・・・「RAP食」(血管エコー実例・研究を 29)を信じて実行してみて下さい。
動脈硬化が原因で・・認知症・脳梗塞・心筋梗塞・一過性全健忘・加齢黄斑変性・網膜静脈閉塞症・・肩こり・こむら返り・SAS・脊柱管狭窄症・・・・・・
あまりに多いので(動脈硬化の未来塾 7)をご覧下さい。
特に60歳以上の方へ・・早く・・動脈硬化の真実を・・伝えてあげて下さい。
団塊の世代は・・症状がなくても・・約80%の確率で・・危険な人達です。(動脈硬化の未来塾 51)
真摯な態度でRAP食と向き合えば・・不幸の種が・・次々と減る事でしょう。
そして、それを実感したら・・他の人にも・・お教え下さい・・・・・・縁がある人は心に響くはずです。
しばらく経ったら・・必ず感謝されることでしょう
2018年2月13日 記載
真島消化器クリニック