Dr.真島康雄のバラの診察室

2026年 早春・・・庭で「虫さん達とバラ遊び」

今年はiPhone 17proを携帯しながらの庭遊びをしていますので、進化したバラゾウムシの捕獲方法やその他の虫さん達を、遊びながら写真に収めました。

まず、今年考案したバラゾウムシのより効率の高い捕獲方法からお話しします。

3月24日 バラゾウムシ捕獲第一号(今年)は、例年より約1週間早い、3月24日でした。
写真中央のやや右に、萎れた先端葉が見られます。
萎れた小葉の葉柄(ようへい)にゾウムシが樹液を吸った痕跡があります。

昔、雑誌ビズに掲載された捕獲方法は、軍手にゾウムシを剪定バサミで落とす方法でした。
しかしそれでは、逃がす確率も高いので、3年前から、下の写真の道具を使っていました。
そば用のザルに100円ショップで購入した麻布を被せただけの代物でした。

ザルを被害葉の下へ持っていき、葉柄の部分で切断し、ザルの上に落とすと、
バラゾウムシが出てきました。

しかし、これはこれで道具として納得できていました。

3月24日の今年最初のゾウムシ捕獲経験した後、昨年までの方法を改善すべきだと感じました。
それは、スマホで写真を撮るようになったためです。

片手で操作しながら、同時に写真を撮りたい。
そして、もっと枝が邪魔にならないような確実な受け皿が必要になりました。

遊びにおいても、観察して、仮説を立てて、実験して、改善して、より良い結果が出れば、最高に幸せな気分になれます。

無農薬でオーガニックに育てる庭は、最高の実験場で遊び場です。

そこで、下写真の段ボール板(33x47cm)を用意し、

下写真の形状にカッターで切断し、受け皿の周囲を縁取りの形状に合わせて切断した段ボールで高くします。

接着剤は糊で充分です。周りの縁の一番高い部分は、白タオルがずれないように、短く切断した段ボールを、間隔をやや空けて固定します(下写真)。

中央の入江状の形状部分には太い枝が入り、その枝を人差し指で押さえる格好です。
左の親指が触れる場所に少し凹みを設け、バラゾウムシ用の受け皿を掴みやすいようにします(下中央写真)。
白タオルを適当な広さで切り取り、受け皿に被せ、受け皿の後にガムテープで固定しています。

3月26日 完成品の試作での初仕事です。
下左写真のように枝を受け皿の切り込みに入れ、剪定バサミで萎れた小葉を小葉柄で切り落とします。

下写真はこの時に捕獲したバラゾウムシ。

バラゾウムシのボデイの模様、いろんなパターンがありますが、何のためにあるのか不思議です。

バラゾウムシ、この時期は葉間にいることが多いですが、周辺の枝や萎れていない葉の裏や、枝と葉柄の繋ぎ目の凹みに潜んでいる場合も多いです。

片手で操作しやすい今回の新しい受け皿の使用で、右手での写真撮影が容易になり、捕獲の確実性が飛躍的に向上しました。

3月26日 中央に萎れた3枚葉の小葉があります。

よく見ると、葉の間に2匹! この時期すでにカップル成立。見逃すと、必ず増えますので心を鬼にして捕獲しましょう。場所が特定できていれば、このようにして、萎れた小葉だけを切り取ります。

やはり1匹ではありません、葉間に足が3本見えています。
切断面のすぐ上に、黒ずんだ吸水の痕跡穴が見えます。

3月27日 カメムシの仲間のシマサシガメ(肉食)です。
非常に注意深い生き物で、カメラを向けようとすると、すぐ反対側に移動しようとします。
バラにとっては益虫です。

周りにアブラムシの死骸もありますので、おそらくエサにして満腹状態なのでしょう。お腹が出ています。

今年は、例年になくこのシマサシガメが多いです。獲物を突き刺す口吻はツノの間にあり、内側に折り曲げています。攻撃体制ではなく、お腹が満腹なようです。

3月28日 バラゾウムシとのアブラムシ(ちっちゃな昆虫)のサイズの比較です。
この頃のアブラムシは、バラのグリーン色の綺麗な樹液をお腹いっぱい吸って美しいです。

海にプランクトンがいなければ、小魚は育ちません。小魚がいなければ大きな魚は生きていけません。
陸にアブラムシがいなければ、多くの昆虫は育ちません。昆虫がいなければ、植物は実をつけません。

プランクトンやアブラムシなどのおかげで人類は食事にありつけているのです。

アブラムシはスズムシ、ゾウムシはカブトムシに見えませんか?

アブラムシも、ゾウムシも子供達が大好きな昆虫なのです。

<参考資料>
約10年前、久留米市にある石橋文化センターの50周年記念イベントの一環として、当時バラ界のファーブル先生として知られていた私に、無農薬のバラ栽培と題して記念講演会の依頼が来ました。

その際の、打ち合わせの会話の中で、担当者の一人は、「アブラムシがいるでしょう・・・、黒点病にかかるでしょう・・・」、など、あたかもそれらが人に危害を与える怖い虫や病気かのようなイメージを持たれていましたが、それがその当時の一般的なイメージなのでしょう。

バラ栽培の教科書の罪は大きい。
虫や病気の対策に、殺虫剤メーカーの宣伝みたいな記述に終始する場合が多く、悲しいかな、農薬推奨のバラの教科書に載っている虫の写真は、いかにも悪そうな顔つき・姿の虫として、敵意に満ちた感情で撮影された写真が掲載されています。

黒点病で枯れるバラはいないし、黒点病は人に感染しないし、秋バラが小さくなるかもしれないけれど、特に問題のない病気です。

アブラムシに関しては、集団で見た時の、見かけが悪いことで毛嫌いするのは偏見でしょう。

下の写真は、「イングリッシュ ガーデンの愉しみ」佐藤博道 著 吉備人出版 の一写真です。
友人である著者は医師なので、実体顕微鏡でアブラムシを撮影しています。

赤い目が横についているので、視界は360度あるのでしよう、後ろ足の2本が子供の身体の肩や腰など、絶妙な場所に足(手)を添えて外敵から守ろうとしています。

この写真に、私は非常に深い感銘を受けました。(「完全オーガニックバラ栽培」に許可を得て掲載)

アブラムシがスズムシみたいで可愛いのは知っています。 でも、3mm程度のアブラムシが、6本の足のうち、2本を使って。1mm程度の赤ちゃんアブラムシ2匹の肩や腰に手をやり、しっかり守ろうとしている姿です。

人間でも忘れがちな行動を、さりげなくやっている。恐らく、撮影者の気配を感じての子を思う愛情からくる行動なのでしょう。

「一寸の虫にも五分の魂」拡大鏡がない昔の言葉ですが、接写レンズのある現代では、一寸(約3cm)ではなく、「0.1寸の虫にも・・・」でしょうね。

この写真を目にした以降、自分の手でアブラムシを捕獲したことはありません。

3月28日 ハンディーなゾウムシの受け皿を使っていて、もう少し広めの受け皿も欲しくなりました。
そこで、先ほどの段ボールと同じ大きさ(33x47cm)の段ボール板に、白タオル1本を被せて、ガムテープで写真のごとく固定しました。

3月28日 早速実験です。 小葉が萎れる前に敵は近づいて、休憩しているはず! だったらやられる前に捕獲できるはず。
萎れた葉は見当たりませんが、いかにもゾウムシが食事したくなるような新芽がたくさん並んでいます。
この枝のどこかにいるはず!と思って、下の写真の状態で、剪定鋏で枝に振動を与えたり、新芽を軽く叩いたりすると、(ゾウムシの習性として、危険を察知すると落下して身を守ります)

1匹、どこからか落ちてきました。これぞ、症状が出る前に根本原因を消滅させる。
医学で言えば「未病」を治す極意でしょうか。そうすれば、結果、薬は要りません。

3月28日 同じく、2回目の実験。下の写真のように、萎れた葉はありませんが、美味しそうな新芽が多いので、必ずいるはず・・、と思って再度試してみました。

なんだか、子供の頃に小川で鰻釣りの餌として、ドジョウ捕りをしていましたが、当時を思い出しました。
川辺のいそうな茂みにドジョウすくい用のザルを差し込んで片足でザルの先端部分をなん度も踏みつけるのですが、数回に一度、ドジョウが捉えられ、飛び跳ねます。
その捕獲の楽しみに非常に似ている感覚を覚えました。本当にこの作業は遊びです。

案の定、1匹を捕獲しました。

3月28日 人面グモです。
そんな遊びをしていると、クモさんまで落ちてきました。来園の第一号。

今年初めてのハナグモさん。新芽に合わせて身体の色をコーディネート。通称、人面グモ。

タオルの網目と比較して下さい。非常に小さいです。
このハナグモさんは、私の書籍にも掲載しましたが、バラゾウムシを捕まえる賢いハンターです。

下の写真は、私の書籍「完全オーガニックバラ栽培」に掲載した写真です。

当時は農薬を使わないバラ栽培はありましたが、木酢液など「虫の忌避剤」も、何も散布しない無農薬バラ栽培を行っている人は皆無でした。

この写真を撮影できたのは、そのおかげだと思います。

すごい発見をしたという喜びと共に、大きな感動を覚えました。

益虫(肉食)と言われる虫の、役目を遂行しているリアルな映像を見ることは、ある種の免疫細胞(微小な生き物)ががん細胞を食べている映像や、マクロファージ(微小な生き物)が血管プラークを食べて減らした写真を見るのと同じで、全ての微小な生き物に対する向き合い方を変えてくれます。

3月28日 ジャンプグモです。
広い受け皿に今年初めてのジャンプグモが落ちてきました。ジャンプグモもバラの枝に住んでいて、肉食ですから、さまざまな生き物を捕獲します。

バラにとっては益虫ですから優しく接してあげてください。
素早いジャンプの動作はバッタみたいな脚力だけではありません。
人間の発想では想像がつかないですが、主に体液の油圧ポンプ力で助走なしで飛び上がります。

人間には応用できませんが、ロボット工学的には研究されて応用が進んでいるようです。

3月28日 バラゾウムシ探し。
バラゾウムシの被害が見られない他の枝で、枝を叩いたりしてみました。

なんと、4匹もバラゾウムシが落ちてきました。

3月29日 ハナアブ幼虫の蛹(サナギ)。
ゾウムシ捕りに夢中になっていると、ハナアブの幼虫がすでに蛹になっていました。
アブラムシが周りにいないのは幼虫が食べ尽くしたからでしょう。

3月29日
下写真の右にすでに茶色に変色した萎れた小葉、左にも萎れて間もない小葉があります。
どちらにゾウムシがいるのかわからないし、2匹いるかもしれません。

広い受け皿をセットして、萎れた小葉を切り落とします。

ゾウムシは1匹で、やはり萎れて間もない左の小葉の葉間に潜んでいました。

3月29日 新芽を台無しにする新たな敵が。
下写真の左右の新芽の先端が黒っぽく枯れています。

新芽の先端が発育不全&水切れで小さい新葉が黒く枯れています。

先端の茎を触るとフワフワで中空状態だとわかります。

柔らかい茎にカッターで切れ目を入れて開けると、白い幼虫がいました。

3月29日 新芽の小葉は萎れず、先端の焦茶色に枯れた細かな葉があれば、バラクキバチの幼虫の仕業です。被害の場所は集中しています。狭いエリアで、特に奥まった場所で産卵するようです。

いずれも、新芽の先端がやや膨らんでフワフワ状態です。

3本の新芽のうち、2本で産卵孔と思われる痕跡を認めました。

産卵孔の上部の空洞に白い幼虫がそれぞれ住んでいました。

新芽の先端が、こんな感じで黒っぽく縮れていれば、ほぼ、バラクキバチの仕業です。

茎をカッターで切り開くと、
このケースでは、幼虫が脱皮しようとしているところでした。

右の新芽がゲンナリと萎れていますが、こんな状況もバラクキバチの幼虫の仕業です。

3月29日 シロイチモジヨトウの初来訪。
5枚葉の縁を食べて、茎に戻り、新芽先端の柔らかい葉を食べている。
この時期は小さなツボミまで食べるので要注意。
不思議ですが、食べている新芽が赤色でも身体はグリーンです。

3月29日 診察室前の"エアインネルン アン ブロー"の新芽が4ヶ所、葉を食べられています。

犯人は、ドラエモンみたいな足を持つシロイチモジヨトウのコレと、

コレでした。それぞれ2ヶ所の新芽でつまみ食いをしていたようです。
名前どおりに、胴体に白い線が一本入っています。

3月30日 今季3匹目のクモさん発見。スマートな装いです。
残念ながら、人面ではありません。

3月30日 葉柄と枝のポケット部位で睡眠中の「頭隠して尻隠さず」状態のゾウムシ発見。

受け皿を下に持っていき、剪定バサミの先端で突いて下に落とすと・・・

落下した直後は石になりきっています。
でも、50秒後に手足を伸ばし・・そろそろ逃げようかな・・と。

落下の際は、明らかな敵の攻撃による場合ですから、天敵が諦める時間を計算して、彼なりに50秒動かないことにしているのでしょう(下写真左:落下直後、下右写真:落下50秒後)。

枝をたたいて落下した際や、気配を感じただけではこんな動作はしません。
落下しても逃げるが一番と考えるようです。

天敵が自分へアッタックした場合のみ、死んだふり(擬死行動)、あるいは、動かず石になりきる作戦かと。
非常に賢くて、その思考は人間並です。

人間も、ある戦争において、そんな行動で命拾いした方の実話がありました。

50秒後→

3月31日 人面グモです。
"ピエロの顔"みたいな人面グモに出会いました。
実際の顔は「ど根性ガエル」の顔に似ています。

3月31日 新芽の先端が黒く縮れているので、やはりバラクキバチの幼虫被害でしょう。
スカスカになった中空の茎に幼虫が住んでいます。切除して処分しましょう。

切り取って枝の幹を切開すると、やはり白い幼虫が住んでいました。

近くで、何箇所も被害が出ているはずです。
この新芽もそうです。

茎を切開するとやはり幼虫が。(左:切開前、右:切開後)

3月31日 人面グモです。
ハナグモのお腹の模様が気になります。拡大で見ると・・、ムンクの絵画の人の顔に見えませんか。

3月31日 写真の左に萎れた小葉があり、右側の小葉の中央の葉柄には黒い吸水口があり、これから萎れるのでしょう。ゾウムシは満足して、葉の先端に移動し、飛んで場所を移動しようとする寸前の体勢です。

3月31日 ユーホルビアが元気です。

4月2日 太い幹が2本並んで伸びていたので、小枝で間隔を広げる工夫をしました。

この作業は、葉に充分に太陽が当たる工夫です。
枝が密集すると虫被害が大きくなります。
なので、二股の部分を、トゲを利用して固定し、小枝の反対側をアルミで幹に固定します。

この方法は新しく植えた株にも有効です。太い幹が2本近接して出ている場合など

昨年まではバラの幹よりやや大きめの枝を選んでいましたが、楔形の滑り止めの切れ込みを選定鋏で作るのが困難なので、うまく設置できない場合もありましたが、今年は閃きました。

バラの幹の2倍くらい大きな枝を輪切りで適当な長さの丸太状に切り、それを縦に2分割します。

そうすると、滑り止めの楔形の切れ込みを剪定バサミで容易に作ることができますし、切れ込みの大きさも大きくできるので、ほとんどのケースで対応可能です。

「元気な株なので、近接した2本の幹の片方を切るのは忍びない」こんな場合、この方法をお試しください。

4月2日 またもや、先端が先細りで、萎れた新芽を発見。こんな状況で頭を下向きにして住んでいます。

4月3日 ジャンプグモです。
ヨーロッパ貴族の家紋みたいな模様のジャンプグモ。
ゾウムシ捕獲の受け皿に落ちてきました。

4月5日 花アブの幼虫、今年もやってきてくれていました。
手前の1匹のアブラムシは目線や体勢から気づいている模様ですが、幼虫が向かっている下方の多くのアブラムシはまだ気づいていない模様です。

4月5日 人面グモです。
昔、笑い転げてみていた小学校の運動会の飴食い競走。

茶色っぽい色の"はったい粉"の入った浅い容器の中に、顔を突っ込んで、中に隠されている同じ色合いの"からいも飴"を探し、飴を口に咥えて走っている親たちの顔にそっくりです。

小学生の頃に、タイムスリップしませんか?

4月5日 またまた、萎れた新芽。今回は先細りした幹の先端近くに産卵孔?らしき穴が2カ所?
羽化後の脱出口はまだありません。

産卵孔らしき穴の中間で切断すると、

下の方の茎に、お尻からウンチを出している幼虫がいました。やはり、下向きに茎を食べながら食べ進んでいます。

4月5日 同じように、産卵孔が先細りした先端近くにある萎れた新芽を発見。

産卵孔のやや下で切断すると、やはり、幼虫のお尻が見えます(下写真左)。
切開すると、食事中の幼虫がいて、今も食事中でした(下写真右)。

4月5日 人面グモです。
テレビでお馴染みの名探偵ポワロの顔に似ています。くっきりとした眉と鼻ヒゲと、得意げに話す時のつり上がった目など。
右足が2本取れています、ポワロさんどうしたんでしょう? 大きなジャンプグモ、またはトカゲに襲われた?

4月5日 新芽の先端の葉が、小さな穴を開けられて食べられています。
犯人は、開く前の葉の間に隠れています。

でも、ゾウムシが葉柄や蕾に長い口吻を突っ込んで液を吸い取る現場は確認済みですが、どうやってそんな長い口吻で、柔らかい葉を丸くくり抜いた形状に食べるのか? 不思議でした。

4月5日 先端葉の葉柄とツボミから樹液をいただいて、ツボミのテッペンに一生懸命に登ろうとしています。
蕾の先端に餌はないのに、何を考えてそんな行動をしているのでしょうか? おそらく移動のために飛び立つ場所へ移動しようとしているのでしょう。

4月6日 朝の8時16分、ゾウムシはどこにいるでしょう? 萎れた先端葉はありません。
病気の元凶の超早期発見はヒトでもバラでも非常に重要です。

上の写真の上方のツボミに乗って、今からツボミへの食事を始めようとしている?
でもよく見てください、蕾の10cmほど下方に、水滴が見えます。
もう、食事は済ませた後でした。

4月6日 人面グモです。
黄金のモザイク壁画模様のマスクを被った人面グモです。
目元〜背中の側面まで&足の色まで黄金色にこだわってコーディネートされています。

4月8日 ジャンプグモです。
お腹の模様は、やはり中世の貴族の紋章みたいな模様で、センスある色調です。
でも、目が誰かに似ていませんか? 
目は、どうしても「千と千尋の神隠し」に出てくる「鎌爺」こと"クモ爺さん"の目に見えてしまいます。
頭部の黒い模様は、黒いサングラスのつもりなのでしょう。

4月8日 ハスモンヨトウ(夜盗虫類)、名前の「斜紋夜盗(ハスモンヨトウ)」は、成虫の蛾の羽根の紋様が斜線を多く用いた現代アート風な紋様のために命名されたようです。
幼虫の時から複雑な紋様をしています。 普通は5〜9月以降の夜に活動しますが、4月早々に現れるとは。

新芽をごっそり食べています。

4月10日 人面グモです。
ゾウムシ捕獲中に落ちてきます。
何だか、人面というより、お猿さんの顔に見えてしまいます。
藤子不二雄の"プロゴルファー猿"、あの主人公を思い出し、とても懐かしいです。

4月10日 ハナアブの幼虫です。
いろんな柄の模様がありますが何故でしょう?
ハエの幼虫のウジ虫ではありませんので、誤解のないように。

4月10日 ニットの覆面をつけた人面グモ。
接写で初めて気付いた目の多さ。6個の単眼? クモはトンボのような複眼ではなく、単眼で4〜8個の場合が多いようです。

4月10日 人面グモです。
口笛を吹きながら何事も無かったように歌っているようにも見えますが、足は数本もげています。虫の人生にも色々ありますね。
トカゲや大きなジャンプグモに攻撃されたのでしょうか。傷つきながらも、生まれたばかりのバラの蕾を守っているように見えます。

4月11日 ツボミを守る人は他にもいます。シマサシガメの子供です。アブラムシやハバチの幼虫などを食べてくれます。
昨年の晩秋に牛糞堆肥に紛れての訪問かもしれません。今シーズンは多く見かけました。

4月12日 今シーズンの初テントウムシ。
ツボミの周りのアブラムシ退治に夢中です。

4月12日 テントウムシの顔のお化粧。
テントウムシに立派な顔があることを初めて知りました。
左は、歌舞伎役者のお化粧みたいです。右側写真の目は鋭い眼光だけど愛らしい顔つきです。

右の写真、イタズラして、飼い主にばれて、どうしよう・・でも、あやまらないぞ、みたいなイタズラ好きのワンちゃんの目に似ています。

4月12日アブラムシがいる所には必ず、それを狙って生き物が集まります。
アブラムシは決して手で排除しないでください。彼らの貴重な餌ですので。

右写真:シマサシガメです。なぜ足が長いのでしょう。ナマケモノみたいにゆっくり歩きます。アブラムシテントウムシやイモムシなどに、セミなどが持っているような硬い針金のような口吻を突き刺して、体液を吸います。

触ってはダメです。口吻で刺すこともあるようです。

4月13日ハナアブ幼虫が蛹になった姿です。そっとしときましょう。

4月13日 赤紫色の先端葉が萎れて垂れ下がっていますが、ツボミにはバラゾウムシの吸水口の痕跡が黒くなっています。

4月13日 新芽の先端葉の萎れだけに神経が集中されていると、ツボミに直接乗っかっているゾウムシを見逃しやすいので、注意が必要です。

4月13日 ハナアブの成虫です。
成虫はアブラムシを食べませんが、子供のために、アブラムが多くいる新芽を探して産卵するのが使命です。

4月14日 人面グモ発見 4月10日の人面グモとは別個体ですが、親戚の方でしょう。
目が4個ある宇宙人に出会ったことがあるのでしょうか。

ツボミの先端の細い葉につかまって、ツボミを食べにやってくる犯人を捕獲しようと待ち構えています。

4月14日 ツボミには白くなった油虫の殻がたくさんありますが、食事を済ませた生き物はもういません。
でも、ツボミにゾウムシが。

ゾウムシを100%捕獲するために、今年作成した道具を使います。こうして落とすと確実です。
でも、ツボミに吸い口が2ヶ所もあり、既に被害の跡でした。

4月14日 ハナアブの幼虫です。
ツボミ周囲のアブラムシがほとんど白色に変化しています。
ゾウムシも退治してくれるといいのですが、でもそれは自然界の意図による棲み分けなのでしょう。

4月14日 ゾウムシの後ろ姿です。新葉が萎れる前に、写真の左中央に見られるような、葉の葉柄に近い部分や、葉の縁に丸く食べ跡が残るのが不思議ですね。

Q:ゾウさんみたいな鼻の先でどうやって丸く食べるのでしょう。

A:走査電子顕微鏡の写真を見ると、鼻に見える口吻の先端に大顎、小顎やものを引っ掛ける突起などがあって、トンネル掘削機の先端みたいな構造の口があります。

この細長い口の先端を槍のように突き刺すのではなく、トンネル掘削機みたいにツボミ表面から先端を掘削するように口吻を進めることが判りました。

シギゾウムシの場合、硬いドングリに細長い口吻の先でトンネル掘削と似たような方法で非常に硬い表皮に穴を開け、反転してお尻から産卵管を出して産卵する写真がネット上に見られます。

でも、細長い口吻の口の掘削の顎にはどのようにして動力が伝わるのでしょう? 
先端の微小な顎の筋力だけでしょうか? 不思議です。

解明すれば、医学にも応用できるかもしれません。

おそらく、人類の発想が及ばない方法に違いありません。虫の観察は発明のための宝庫です。

4月14日 下の写真(左側)では、奥のツボミにはハナアブ幼虫が乗っていますが、手前のツボミ周囲のアブラムシは白い抜け殻みたいになって、既に食べられています。

新葉の萎れはありませんが、ゾウムシさんが食事の準備中です。

下の写真(右側)では、ゾウムシのお尻に丸い窪みがみられ、恐らく産卵管が格納されているのでしょう。格納方法を知りたいですね。

4月14日 こんなツボミがあったら、犯人は近くに必ずいます。

どこにいるかわかりますか?

ここにいました。確実に確保するために受け皿を下に持っていき捕獲します。

4月14日 チューレンジバチの成虫が出現。
ピント合わせに慣れてなくて、ボケています。
朝の7時19分、まだ睡眠中ですので

素手でつまんで退治してもOKです。刺しません。

でも、このハチは刺さなくても、お尻だけ黄色い同じ姿のハチの種類は、体が非常に固く、ティッシュなどで摘もうとすると、お尻を反転して外敵を刺そうと針を出してきます。

注意)クリニック内に侵入したお尻だけ黄色い細いハチをティッシュで掴んで外に逃がそうとしたら、お尻から出してきた針で指を刺されました。アシナガバチと同じくらいの痛さでした。
私は子供の頃から何度も刺されて平気ですが、アレルギー反応が出る方もいらっしゃるのでご注意ください。

下写真右は、ほぼ全身が黄色のチューレンジバチです。このハチは針を持っていませんから安全です。

4月14日 ゾウムシと一緒にとても小さなクモが受け皿に落ちてきました。

拡大すると人面グモです。お腹にはドクロマークが。
小さいので敵を威嚇する目的なのでしょう。

一緒に落ちてきたゾウムシさんは交尾中でした。逃げている場合ではないようです。
メスがやや大きいです。

4月15日 早春の雨上がり朝の風景は別世界です。
何も散布していないオールドローズの葉だから美しいのかもしれません。
(OR:コンテ・ドウ・シャンボール)

水滴がほぼ球体になる・・不思議です。

手前のバラはER(イングリッシュローズ)のセプタードアイル。
水滴は球状になりませんし、銀色にも輝きません。

雨の日にはゾウムシは出てきません。でも、雨上がりは別です。行動開始の合図なのです。
このゾウムシはツボミの天辺まで登って、安全を確認して食事をするつもりでしょう。
花グモがツボミの天辺で待ち構える作戦を立てる場合がありますから。

雨の日には、昆虫は空を飛びませんから、他の場所からツボミの先端へ舞い降りたのではないでしょう。

雨上がりは、同時にジャンプグモも活動開始です。前方の大きな主眼にはレンズ(瞳)があり、どちらを見ているのかがわかりますが、その両サイドと側面&後方にも小さな目があり、計8個の目を持っています。

後ろにも目があるなんて、人間だったら迷惑ですよね。
でも、クモが生きていく上では好都合なのです。

雨上がり直後のテントウムシのカップルです。 初めて見ました。背中の模様は同系統でも、顔の模様は異なります。
バッタも、カミキリムシもそうですが、多くの昆虫のオスは小さくてメスは大きい。なぜ?

江戸時代から、「蚤(ノミ)の夫婦」という言葉がありますが、夫が小さく、妻が大きい夫婦の例えです。

4月15日 人面グモです。
サスペンダーを付けた紳士に見えます。

4月16日 人面グモです。
初めて経験する品種です。
「千と千尋の神隠し」の"カオナシ"に似ていませんか? いつ頃映画を見たのでしょう。

4月16日 庭で最小のクモ。ダニと同じく足が8本ですが、体がくびれているのでダニではありません。

ダニの天敵はクモですから、ハダニを食べているのでしょう。小さすぎて、お腹の図柄がわかりません。

4月16日 ジャンプグモです。
貴族の紋章を付け、焦茶色で統一しているということは、主に活動するのは夜かもしれません。
羽を持つ全ての生き物は、夜には枝や葉や花に身を寄せての睡眠です。

4月16日 春から秋まで、アゲハチョウが庭をほぼ毎日飛んでいますが、今年もナミアゲハが初来園です。
羽は前後2枚ずつ持っていますが、うまく折りたたんでいます。

4月17日 シロイチモジヨトウによるツボミ被害です。
3月29日の被害バラと同じバラですから、当時もっと小さな赤ちゃんレベルのシロイチモジヨトウが隠れていた事になります。

葉とツボミをコレだけ食べても、お腹は膨らんでいません。食べながら出していきます。

4月17日 今シーズンの庭での初開花です。ダマスク系は早咲きの傾向があります。
カザンリクの変異種?です。

4月17日 バラゾウムシです。
ツボミの樹液を食事中。現行犯です。

4月17日 ジャンプグモ。お腹の火星人みたいな紋章が気になります。
洋服のデザインに良いかも。

4月17日 ジャンプグモ。お腹のデザインは、天狗のお面?

でも、正面から見ると、白髭生やしたクモ爺に見えてしまいます。

4月18日 ササグモです。
ジャンプグモのようにジャンプして餌を捕らえます。
バラにもいますが、ジギタリスを守るのはもっぱらこの人たち。

7〜8年前まで、ジギタリスにアブラムシがびっしりの状態でしたが、ササグモが毎年ジギタリスにやってくるようになり、ジギタリスでアブラムシを見かけることが皆無になりました。

恐らく、堆肥に紛れてやって来るのでしょう。

4月18日 蛹(サナギ)になる前のてんとう虫の幼虫です。幼虫もアブラムシが大好物です。

4月18日 てんとう虫の幼虫が蛹に変身中。
幼虫にも足が6本ありますが、まだ格納できていません。

4月19日 ゾウムシ捕獲も終盤に差し掛かっています。本日朝、昼、夕で計7匹、
現在までの集計では318匹捕獲。1匹でバラの花6―7輪が被害受けますので、テデトールの対応がなければバラは咲かないことに。

珍しく、このゾウムシのオスはメスよりも大きい?

4月19日 バラの葉で最も美しい葉を持つバラ:"ロサ ケンティフォリア ブラータ"

葉を見れば品種がわかりますが、モコモコして、グリーンのバランスが見事です。
しばらく見とれてしまいました。これは観葉植物です。

4月19日 萎れた葉はありません。ゾウムシはどこにいるでしょう?
ゾウムシ見つけられたら上級者です。

ツボミの上で堂々と食事中です。

4月19日 葉を巻き込んだ(くっついた)バラの葉を発見。

ハマキムシです。
小さいのに、食欲は旺盛です。

4月19日 カザンリクです。
モミジみたいな黄緑色の若葉とツボミの新緑、色づいたツボミが出番を待つ姿、
ワクワクさせる美しさです。
植物の新緑は・・人類が遺伝子的に見慣れてきたためでしょうか・・・気分は高揚するけど、癒されます。

4月19日 ササグモ?の脱皮殻。

4月19日 こんなツボミの原因は・? ゾウムシです。

4月19日 こんな曲がったツボミも、犯人はゾウムシです。

4月19日 シマサシガメの子供がアブラムシに口吻を突き刺してゲットして食事中です。
口吻は普段は折りたたんで、攻撃や獲物を狩る時に伸ばすようです。

4月20日 シマサシガメ 成長した姿は映画のターミネーターに出てくる、歩く装甲車みたいで、未来の世界にこんなロボットが出現したら怖いでしょうね。

4月20日 犯人はシロイチモジヨトウです。食べ方が丁寧です。
外側を広く食べて、内皮を食べ、最後につぼみを深く抉るように食べる。
昼間も活動するのでグリーン色です。同じ株に2匹いました。

4月20日 オオシロオビクロハバチ 出現。 どこかにバラの葉を食べる幼虫もいたのでしょう。

4月21日 せっかくの新芽の先端が先細りで、最先端の葉が萎れています。バラクキバチでしょう。

やはり幼虫がいました。空洞は右の産卵孔、痕跡から始まっています。

4月21日 人面グモです。
スパイダーマン。 やっと見つけました。

4月21日 人面グモです。
ハチマキ姿の口笛おじさんです。

4月22日 ゾウムシはどこでしょう? 萎れた葉が見当たらないからと安心しがちですが・・・。

ここにいます。食事の最中です。

グニャリとなったツボミ、やはりゾウムシの食事痕(黒い小さな穴)がありました。

4月22日 サスペンダーおじさんパートIIです。4月12日の個体とは別のようです。
すぐ後ろにゾウムシがいるのですが気付いていないふりをしているのでしょうか。

クモは、後ろにも目があるので、気づいていないふりをしているのでしょう。
多分、生き物が警戒心を緩めるのは食事中ですから、その機会を伺っているのでしょう。

4月24日 てんとう虫がアブラムシに噛みつてます。口が意外と大きいですね。自然の掟は厳しい。

4月24日 オールドローズの"シャポー・ド・ナポレオン"のツボミを守っている花アブ幼虫と、何も知らず逃げようとしないアブラムシ。
ツボミを指でもんで、いい香りがするのは赤いミクロのビーズ球に、香りの物質が封入されているためです。
腺毛と言われていて、腺毛の先端のカプセル(分泌腺)内に、香り成分が封入されています。

木酢液も使わない無農薬のオールドローズの庭が、近くを通り過ぎると、微かないい香りがするのは、このためです。

拡大で初めて知ったツボミの微細構造です。 この頃やっとスマホ写真に慣れてきました。

4月24日 人面グモです。
このバラの株を守り続け、やっと咲いた初バラをしっかり守ってくれています。

3月28日の花グモとは明らかに異なる個体です
人の顔には見えませんが、黄土色のカッパみたいな顔に見えます。

4月24日 てんとう虫の幼虫。
背中の両サイドは蛹になって脱皮すると橙色の細長い円形のマークになるはずです。

4月24日(下左)  4月26日(下右)テントウムシさんの貢献ぶりはご覧のとおりです。
アブラムシ退治の薬剤は、ちょっと我慢して自然の営みに任せましょう。

→2日間

4月24日 ハナアブの幼虫です。
この時期はいろんな虫が活発に動き回っています。細い方が頭です。

4月24日ジャンプグモがハナアブ成虫を捕獲。
そ、それはやめてくれ、と思いながら撮影。

4月24日 バラクキバチ被害の新芽を見つけました(下左写真)。
成虫に育った姿が見たくてビニール袋を被せ、成虫となってビニール袋から逃げ出さないように、アルミワイヤーでしっかりと封印しました(下右写真)。

その後、結果は5月10日に判明しますが、誰も予想できない開に。 結果を一応ご想像ください。

4月25日 ジャンプグモです。
背中は、枯れ松模様で、冬物のセーターによく見られる絵柄です。顎に多くの髭がついているのは、ジャンプしての狩り直後に、コバエなどが逃げない工夫なのでしょう。
英語名はジャンピングスパイダー。正式な和名はハエトリグモ。

一般にはジャンプグモ。室内にもいます。傍のバラの葉の虫食い跡の犯人を捕獲済みなのでしょう。

4月25日 足も見えていないので、テントウムシの蛹完成形から、脱皮中です。
お尻が見えていますが、幼児が暑いセーターを脱ごうとしているようにも見えます。

4月25日 テントウムシの幼虫を接写してみました。
人間がアブラムシなら恐竜の"ティラノサウルス"みたいな怖さのある生き物です。

4月25日 フタホシヒラタアブ。
ヒラタアブ(通称:)花アブの一種。
肩からお腹にかけて黄色いのが多いですがこの種は珍しい。

4月25日 人面グモです。
ジャックカルチェの開花直前をしっかりと守っています。

アップで見ると、笑っているようです。

4月26日 シマサシガメが触覚の間にある長い口吻を、おそらくオオシロオビクロハバチの幼虫のお尻に突き刺してゲットしたところ。手前に引っ張り出そうとしています。この虫は非常に用心深くて、カメラを向けると姿を隠そうとしますが、この時は狩りの最中ですので逃げようとはしませんでした。

4月26日 前足が長いので、蜘蛛の巣を作るタイプです。この姿では歩き回るのは不便ですので、バラの葉の裏などで獲物を待っています。
お腹の模様は奇妙です。調べると、アシナガグモ科のウロコアシナガグモです。お腹の細かな
金色の鱗みたいなマークが特徴。

4月26日 バラの花びらの上の花アブ幼虫。傷ついたバラを守ってくれています。
チューレンジバチやてんとう虫の幼虫には立派な足や目がありますが、
なぜでしょう?
ハナアブの幼虫には足らしきものがなく、目らしきものもありません。
蛹から羽化するときに、どうやってあの大きな目をつくりだすのでしょう?

4月26日 コガネムシの被害。せっかく咲いたばかりなのに、朝の7:40にこの様相です。
かなり早朝から食事をしています。
でも、数年前までの例年は5月の連休頃に土の中から、茶色い姿で出てきていました。
外敵に捕獲されないための土と同じ茶色い姿です。

6月以降は葉を多く食べるために、緑色で黄金色に変化します。

今年は1週間近く出現が早いです。土から出て来たばかりですから、食欲旺盛です。

無理もありません、蛹時代は絶食ですので。

よく見ると、背中にエジプトの象形文字が書かれているようです。
神からの啓示? 何か大切なことが書いてあるようで気になります。

4月26日 ササグモです。
ジャックカルチェの花の上に2〜3日、花を守っていました。

4月26日 ツボミの黒い涙。ゾウムシ?の食餌痕から湧き出てきた樹液。
通常は透明なのですが、不思議です。この謎は、後日判明。

4月26日 黒いアブラムシ。
この黒い涙を、アブラムシが好んで吸って食べたのでしょうか、あるいは黒い涙におぼれそうになって、命からがら抜け出したところなのでしょうか。
そのいずれであるのは間違いありません。

4月26日 チュウレンジバチの幼虫被害。
孵化後間もないこの時期は集団で食事をします。

接写で見ると、食事の様子がリアルにわかります。特徴は、足も頭も黒いのです。

アゲハ蝶などの昆虫の幼虫でも、左右に3本ずつの立派な足がある事知っていました?

オオシロオビクロハバチの幼虫の足も6本ありますが、足は白いし、頭も黒くない。
オオシロオビクロハバチの幼虫は主に葉の裏に住んでいますので、直射日光を浴びることはほとんどありませんから、サングラスは必要ではありません。

しかし、チュウレンジバチは、枝の先端から30cmの枝内に産卵します。
そして葉の縁を集団で食べますので、太陽光をもろに受けるためにサングラスが必要なのです。
足が黒いのは、単に日焼けを防ぐためでしょうか。

4月26日 テントウムシも、アブラムシの体液だけをいただくようです。

4月26日 カスミカメムシによるツボミの被害。
ツボミのゾウムシ被害では通常は透明色の樹液ですが、セミをグッと小さくしたような姿のカスミカメムシ(下写真の昆虫)の口吻は長いので、ツボミの奥まで差し込み、バラの色素が混じって琥珀色〜黒色になっているのかなと思われます。

ツボミに、やや大きな琥珀色〜黒い涙の水滴を見つけたら、犯人はこのカスミカメムシでしょう。
謎が一つ解けました。
琥珀色の涙に、小さな羽を持った虫が閉じ込められているように見えます。

4月26日 ゾウムシの口吻によるツボミの樹液は、このように無色透明に近いです。

4月26日 同じ株の蕾なのに "黒い涙"が出ています。犯人は、
カスミカメムシでしょう。

4月26日 ジャックカルチェを守っていたササグモが、花アブをゲットしています。
そ、それは敵じゃないよ、と思いながらの写真です。

4月27日 ハナアブの成虫。
バラに癒しを求めてやって来ているのでしょう、左の羽が傷んでいます。

4月27日 笑顔の人面グモ(ジャンプグモ)です。
「ちびまる子ちゃん」の"永沢くん"に似ていませんか?

4月27日 ササグモです。
ゾウムシ被害によって、曲がったツボミのままで一生懸命に開花しようとしているバラを、さらなる被害がないように守っています。
バラに向かって励ましているように感じませんか。

4月27日 ササグモです。バラを傷つけた虫の捕獲任務を完了した後なのでしょう。

4月27日 コガネムシです。
花の先端の食害もこのコガネムシでしょう。
背中には、やはりエジプトの壁面に描かれた象形文字みたいな文字列があります。

5月2日 人面グモです。サスペンダーおじさんパートIIIです。

5月4日 ジャンプグモです。
ヨコバイをゲットしていますが、お腹の絵柄は黒いカッパに見えます。
ヨコバイは通常、葉の裏に住んでいて、穴を開けずに葉の裏を食べますから、葉の後ろでゲットして葉の表まで歩いて来たのでしょう。獲物を落とすといけないからでしょう。

5月4日 トカゲさん登場。
庭に迷惑な虫であるイラガ発生(6月中旬頃、8月上旬頃)が今年はかなり少ないですが、
6月初旬頃からイラガを退治してくれる忍びの者です。

イラガを主に退治する虫は、カマキリ、ジャンプグモ、ハナグモ、トカゲなどです。

5月4日 人面グモです。
 "メイデンズ・ブラッシュ・グレイト"の花にいました。
チョビ髭生やして、水泳メガネをかけている筋肉自慢のおじさんに見えます。

5月5日 人面グモです。
花アブとの緊張の時間・・・。

15秒後、花アブはオシベの方へ移動し、何事もなく済みました。

5月5日 シロイチモジヨトウが"ザ・ピルグリム"の花を大胆に食べています。
かなり食べたのでしょう、グリーン色の体が黄色に変化しています。

5月5日 モンキチョウの初来園。
下草は、嫌われ者の草に分類されているカタバミです。グリーンアイのある素敵な花です。

5月6日 コガネムシ被害です。一人でこっそりご馳走をいただいているつもりが、お尻を隠せていません。

花の中に埋もれて食事中でした。背中に象形文字はありません。

5月6日 ミツバチの初来園です。"ザ・ピルグリム"の蜜を集めたいのでしょうが、
難しそうです。

5月9日 ウロコアシナガグモです。
足が長くて、葉の表面にクモの糸が見えます。
お腹が、金色とお腹のグリーンがウロコ模様になっていて、とても美しいです。

5月9日 モンキチョウはキャットミントの花が大好きです。

5月10日 ミツバチと"ミセス マジマ"。
ミツバチの両方の後ろ足の"花粉だんご"が大きい。
花粉だんごは、巣に持ち帰ってハチや幼虫の栄養源になりますが、バラの香りがする極上のだんごです。

5月10日 クマバチです。
そっとしてあげていれば、刺すことはありません。
スズメバチではありませんので、逃げる必要はありません。

5月10日 スズメバチです。
近づかないのが無難です。庭の軒下や、樹木などに巣を作ることがあるので、6月〜7月はどこに飛んでいくのかの観察は必要です。

5月10日 バラクキバチ被害の新芽を細いアルミワイヤーとビニール袋で封印(4月24日)していましたが、
枝ごと切ってバラクキバチがいるかを確認します。
ビニール袋はアルミワイヤーでしっかりと封印されたままです。

袋の中に虫がいますが、 足が4本? 羽がない? これは何?

幹の中央が産卵跡でその下の丸い穴が羽化後の脱出口?と思われます。

開けてみると、こんな感じでもぬけの殻状態。

ビニール袋にいたのは確かにこの人一人です。
足が左右に4本、羽がありません。ハチではありません。
この人は誰でしょう?

頭や姿がアリにそっくりです。アリグモです。
人生で初めて見ました。

科学的に考えれば、バラの茎から出て来たとは考えられません。

推測ですが、
アリグモが、バラクキバチ被害の新芽を見つけ、出てくるのを待ち構えていたところで、
私がアリグモと被害に遭っている新芽を一緒に袋がけにしてしまい、アリグモは幹から出てきた羽化したばかりのバラクキバチをエサにして袋の中で15日間も生き延びてきた・・・。
と、考えられます。

来年もこの実験のリベンジをやろうと思います。

・・・つぶやき・・・・

バラを育てていて楽しいのは、実は開花の瞬間までのバラ育てにあることが今回の記事でお分かりかと思います。

育てるのは大変だけど、困難を乗り越えて、育って、開花して、香りを嗅いだ瞬間は最高です。

『農薬で育った100,000本のバラの花より、無農薬の1輪のバラ』

「完全オーガニックバラ栽培」掲載のバラの品種なら、香りもよく、病気にならない品種ですので、ぜひ参考にしてください。 病気に弱い品種はくれぐれも植えてはいけません。 

バラも益虫も私の大事なペット達なのです。

真島康雄
2026年9月15日

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