Dr.真島康雄のバラの診察室

2024年 春の・・・オーガニックなバラ庭は・・こんな感じでした。

芳醇なバラの香りにつつまれた··3次元の立体空間··
そこは夢に描いた···秘密のバラ園

そんなバラ庭は・・木酢液も使わず・・無農薬で・・・有機肥料のみで・・・時にはテッポウムシ 被害で弱ったり、枯れたり、などの困難を・・・克服しながら・・・25年間も成長を続けています。

今年も・・元気にバラが咲いてくれました・・・ご覧ください。

25年もアンティークアーチだけのスペースに、植えてもいない白のつるバラが・・おそらく、過去に植えたバラの台木からの芽出し?で、“ロサ・ラクサ”? “野生バラ”? 遅咲き。 足元には“オルレア”。人参と同じセリ科でキアゲハが卵を産み付ける。

朝日に当たると特に光り輝く。

調べた結果、葉には光沢があり、遅咲きであり、春先のシュートや棘は赤い。花の姿、幹の立ち上がり、葉や小葉の形態、などから“フジイバラ”(富士薔薇) 学名:Rosa Luciae var. fujisanensis かと思われます。日本の野ばらで、本州や四国に自生。

アーチの左側には“カザンリク” バラの香水の原材料として有名。ダマスクの香り

アーチの 右側に“イスパハン” ダマスクの香り

アーチの右手前:“セイラーズ ホワイトモス” 強香

アーチをくぐり、振り返って見上げると・・・ボタニカルアートの世界

コンサバから外に出ようとして見上げると、香りのいい“デビュタント”。クレマチスの“エミリア・プラター”(鉢物)。雑誌ビズにデビュー以来、共に22年間も生き続け、目を楽しませてくれています。

あの““コンテ・ドウ・シャンボール”の子供、“ガートルード・ジェイキル”香りが抜群

東側の道路から待合室のコンサバ

風に揺れるバラを見上げながら・・・小屋の方へ

ここにも“カザンリク”

多花性の“ヨーク・アンド・ランカスター”の枝変わり品種?

小屋左手に“ミセス マジマ” 香りよくやや紫を帯びるカップ咲でぶどう房状に開花。

今年は、白の“マダム・プランティエ”と”ブレアリー・No 2”がテッポウムシ 被害で--。

“ファンタン・ラトゥール“は、度重なるテッポウムシ 被害を乗り越えて、今年が最も元気。

“ファンタン・ラトゥール“は、英国で感動し、植えて22年経過。庭の中心に。ほとんど棘なしで強香。

鉄扉上のアーチ。左:“ジュード・ジ・オブスキュア”&右“ティージング・ジョージア”

“ポールズ・ヒマラヤン・ムスク“を京都の”しだれ桜“風に演出するのが夢でした。

この雰囲気のバラで、香りが素晴らしいのは、他に類なし。地球上、最高の白色のつるバラ!

英国の「ヘルミンガム・ホール」の庭のレンガ壁で輝いていたイングリッシュローズ第一号。
天国の庭みたいな場所に、唯一のイングリッシュローズの“コンスタンス・スプライ“ 。その感動を毎年感じられたらと・・、香りが最高のミルラ香。 手前の1輪は”セント・ニコラス“

高画質で掲載できないのが残念! 実物は鳥肌が立つ美しさと、思わず目を閉じ、のけぞるような濃厚な甘い香り。野菜の味も同様ですが、無農薬&有機肥料のバラの香りは、同品種でも別物。

手前の鉢は全て“コンテ・ドゥ・シャンボール” 香りがオールドローズの典型。
連続咲きで、切り花としても、花持ちが良く、仏壇などにも最適。 天国の住処へ1本持っていけるなら絶対これ。

手前は“キャトル・セゾン“ 年に3〜4回ほど咲きます。ダマスクの香りを年に2回以上楽しめる唯一のバラ。

“デビュタント“がここまで伸びてきて・・クレマチスは“エミリア・プラター”(鉢物)

ここにも“コンテ・ドゥ・シャンボール”

完全無農薬でバラを育てるということは、虫の行動の科学的観察に基づいた作戦とバラへの愛情を根源とする行動が必要です。

中でも特に重要なのが・・カミキリムシ、テッポウムシ 退治

○2023年春のシーズン後の・・・・・2024年春へ向けての地道な作業。
舞台裏の作業
1. カミキリムシ(成虫)捕獲: 2023年
 2023/6/3:1匹捕獲 6/5:1匹捕獲 6/7:1匹捕獲 6/11:2匹捕獲(カップル中)
 6/18:2匹捕獲 6/23-:1匹捕獲   計-8匹
2. テッポウムシ(カミキリムシの幼虫)駆除  4カ所の幹や根幹部で駆除
3. バラゾウムシ捕獲 2024/3/24〜4/21 の期間中に654匹捕獲
 (今年は、白のビニール傘を殆ど使用せず、軍手と剪定バサミのみ使用)

○2024年春のシーズン直後の舞台裏
2024年、春の1番花が終わり、2024年5月29日〜2024年6月6日の期間中、 2番花の蕾の保護のために、バラゾウムシを捕獲した数・・なんと 448匹。 今年だけで、1000匹以上を捕獲!

今年はゾウムシの大量発生年? ポツンポツンと咲く花の散る寸前の、ほとんどの花びらの中に・・なんと30匹前後のゾウムシが!! 毎年、2番花は咲きにくいと思っていましたが、実はゾウムシの被害だったかもしれません。

○今年、2024年6月初旬・・20年以上も小屋の前で元気にしていた“ブレアリーNo2”が、枯れました。今年の5月までは健気に花を咲かせ、実をつけましたが、重篤な状態だったのでしょう。せめて、子を残すまではと頑張っていたのでしょう・・・おそらく、テッポウムシ 被害による落命かと。

香りと姿で心を癒してくれたバラでした・・・ペットロスと全く同じ心境になっています。

バラの無農薬栽培の実態は、病気対策ではなく、カミキリムシとゾウムシとの戦いです。
殺生はしたくありませんが、攻撃してくる命とは、仕方なく“テデトール”を用いて、ピンポイントで戦わなければいけません。

今日も、バラやブルーベリーのイラガ幼虫を集団で見つけ(葉の白斑が目印)一網打尽にしたり、つぼみの花びらや新芽を食べるバラゾウムシや、葉を集団で食べるチューレンジバチの幼虫や、つぼみや花びらを食べるマメコガネムシなどを退治したり、カミキリムシ成虫がバラの枝や葉の上にいないかどうかのパトロールをこまめにしたり、水やりも必要だし、梅雨前のこの時期は非常に忙しい。

普段は、梅雨前に行う“夢油肥”の施肥(御礼肥)はまだ行えていない。

2024年6月16日 記載
真島消化器クリニック
真島康雄

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